不登校の回復のプロセスについて【今日の一言】

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今回はメルマガに書かせていただいた記事の転載です。

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実は先日、扁桃炎という病気にかかってしまい、またコロナでなかなか病院に行けないためにかなり悪化してしまったということがありました。

とりあえず、薬を飲んだら楽になるので、大量服薬したくなる人の気持ち、子どもが不登校になってしまって「とりあえず学校に行く方法」を一生懸命見つけようとするお母さんの気持ち、なんとなくですが、「ああ、こういう気持ちなんだ」と改めて気づきました。

で、今回の病気で感じた「不登校の回復のプロセス」についてお話ししたいと思います。

体の病気の回復

例えば、39度の熱が出ているときは、何もしたくない気持ちでいっぱいです。

布団で横になっているだけで一杯いっぱいです。

とりあえず、解熱剤飲んで少し楽になったら寝て・・・
起きても布団の中でずっと横になっている・・・

で、少しだけ元気になってきたらご飯が食べれます。

でも何もする気は起きません。

もう少しだけ元気になります。
私の体調で言うと、解熱剤を飲めば、やっとしゃべれるような状態です

だんだんと回復しています。

そうなってくると、「ああ、暇だな」「なんかないかな」と
思うようになってきます。

で、少しずつ仕事をしたり、
Youtubeを見たり、テレビを見たり、
ご飯を作ったりして、

こうして少しずつ日常に戻ってきました。

不登校の回復のプロセス

実はこのプロセスって
不登校の子どもが動き出す過程と
よく似ているんです。

不登校初期の子どもは全く動かないことが多いです。
中にはずっと眠っている子もいるくらいですし、
日中ぼーっとする子もいます。

これはこう考えてみてもいいでしょう。

「学校で無理に合わせ過ぎてしまった結果、
エネルギーを消耗してしまっている状態」

ということです。

病気になると日常生活に戻すエネルギーが枯渇します。
だから、横になる以外できなくなります。

それと同様に
学校でエネルギーを消耗してしまった結果、
日常生活を送る力が枯渇してしまいます。

酷い場合になると、日常の会話すらできないこともあります。

で、だんだんと回復してきます。

回復してくると、ある日こんなことを言うようになります。

「ああ、暇だな」「何かないかな」と。

子どもがこのようなことを言った場合は
心のエネルギーが充電できた証拠でもあります。

親の見守りとサポート、子どもへの理解が大分
上手く行ったんじゃないかと思うのです。

心の充電に必要なものとは?

この不登校の回復のプロセスを
感覚的につかんでいただけると、
お子さんのサポートがぐっとしやすくなると思います。

ちなみに、こうした心の充電ですが、
一番のポイントは「心がホッとできるかどうか」です。

これは病気も同じですよね。

「明日の仕事をどうしよう・・・」
と思って休んでいても、心休まるはずはありません。

リラックスができないから、回復にも時間がかかります。

それと同じことで、家の中が休まらないと、
十分に休ませることはできません。

そのために、お母さん、お父さんが、
「ああ、この子はしんどいんだな」ということを
どれだけ理解するかが大事だということです。

今回のお話が皆さんのプラスになれば幸いです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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